ペニスの部分の悩みというのは、人に相談することもなかなかできないので悩ましいです。
その様な中でも、包茎というものに関しては特に人にはあまり知られたくないものです。
しかし、包茎の種類によっては手術が必要な物もありますので、自分がどのような状況にあるかということに十分に観察を行う必要があります。

包茎には、真性包茎と仮性包茎とカントン包茎という3種類のものが知られています。
それぞれの場合で対処法が異なりますので、どのような状況にあるかということを、まず自ら調べる必要があります。
特にカントン包茎の場合には、個人では判断は難しい部分もありますので、様々な資料をよく調べてみる事が必要です。

環状切開法を用いた手術について

包茎治療の中でも、真性包茎やカントン包茎の場合などのように手術が必要である場合の方法として最も広く行われている方法に環状切開法があります。
この方法は、その中でも比較的簡単に行うことができるものとして知られています。
したがって多くのクリニックなどでこの方法による手術を受けることが可能です。
その方法としては、包皮を剥いて一番細くなった部分の頭皮を環状に切りとるというものです。
このようなことを行なうことによって、狭くなった包皮の先端部分を完全に取り込むことができ、カントン包茎を完全に治療することが可能です。
術後は亀頭が完全に露出した状況となりまずので、性感にも影響を与えることも少なく、手術自体の安全性も高いものとなっています。

問題点としては、陰茎にそれまで包皮で囲まれていた色の薄い部分と陰茎の色の濃い部分とができ二段になってしまうということです。
このようなことを気にしなければ、環状切開法は安全で理想的な方法ということはできます。
ただ、陰茎の部分が二色になることを好まない方については、他の方法をとる必要があります。
どのような方法にするかについては、これを受ける人がどのように考えるかによりますので予めよく考えておく必要があります。

亀頭下環状切開法を用いた手術について

カントン包茎の際、陰茎の部分が二段の色になるということを嫌う方がよくとられる方法として、亀頭下環状切開法があります。
この方法は、環状切開法において包皮を切除する位置を亀頭の少し下まで持っていくということです。
このようにすることによって、包皮で包まれていた色の薄い部分を少なくすることができますので、環状切開法に比べれば色が二段になるという問題が軽減できます。

また亀頭の少し下の部分での包皮に処置を行うことになりますので、亀頭の部分については影響を与えません。
したがって性感などについても大きな支障を与えることはないものです。
手術のレベルとしても、環状に切り抜くということは同じですので、位置が違うということを除いて手術が難しくなるということはありません。
ただこの方法を用いても、少しですがやはり亀頭の下の部分の陰茎は白くなりますので、完全に色が二段になるというのを防ぐことは難しいものとなります。

このような事が満足できないという方には、更に高度な手術を行う必要があります。
その際には、処方もどのクリニックでも行えるというものではなく、ある程度の設備が整ったところに行く事が必要です。

高度なカントン包茎手術について

ここまでカントン包茎の治療方法として比較的広く行われている。
環状切開法と亀頭下環状切開法についての説明を行ってきました。
これらの方法は、包皮を環状に切り取るだけですので比較的簡単に行うことができます。
したがって特別の装置なども必要ありませんので、多くのクリニックで受けることが可能です。
しかし問題点として、陰茎に色の薄い部分と濃い部分の二段ができるということがあります。
このようなことを気にされる方に対しては、高度な医療技術が必要な方法をおこなう事になります。

その様な手術方法として、亀頭直下切開法というものがあります。
この方法は、包皮を亀頭の周囲の形に合わせて切り抜くという方法です。
単純な円筒状に切るとるという方法ではありませんので、予めどのような軌跡で施術を行うかということの設定を行わなければなりません。
そのためには、複合曲線作図法と呼ばれるような高度な手法を用いる必要があります。
その際には、特殊な器具が必要となってきますので、どのようなクリニックでも行えるという類のものではなく、ある程度の設備が整ったところでなければなりません。
費用も高くつきますし、手術が失敗した際の陰茎への影響というリスクも大きくなりますので、メリットとデメリットをよく考えて選択する必要があります。

まとめ

ここまでのところで、包茎の治療の方法の中でも真性包茎や仮性包茎と比べ判断が難しい、カントン包茎の手術を行う場合、その種類とそれぞれのメリットやデメリットに関しての紹介を行いました。
完全に治療を行うためには手術をおこなう方法が一番ですが、その方法にもいくつかの種類があり、その際のリスクを考えておく必要があります。
高度な医療装置が必要となれば、どのクリニックでも治療ができるというわけにもいきませんし費用も高くかかります。
どの方法をとるかについては、十分に自分の許せる範囲や状況を考えて判断を行う必要があります。